2025-05-17
備忘録20250516
ワンマン用の最終リハーサルも終わり、前から調子が悪かったケーブルを修理して頂きに行ってきた。
3年前に購入したケーブルが、2月のライヴ中、突然に中途半端な壊れ方をした。
この中途半端な壊れ方とは、ある時は音が出て、あるときには出ないという、いくつもの原因が考えられる壊れ方を指す。
経験上だいたいここが悪いだろうくらいの目算はついていても、またわざわざ修理して頂くのも何だしなぁと思ったのでそのまま放置し、代わりに全く同じモノを3月頭に買って使っていた。
ソレが今回のワンマンのリハーサル中に新しく買った方も突然音が出なくなった。
2本共同じメーカーの同じ商品である。
しかも片方は買ってまだ2ヶ月。
メーカーさんには知り合いはいないが、日本代理店さんにはお世話になってるので敢えて商品名は伏せるが、それこそwash?の大ちゃんや、THE COFFEE & CIGARETTESの上ちゃんなら、あぁ、アレねってなるやつ。
ぼく、好きなんよ。この化学調味料の味が。
壊れるけど好きで使ってるミュージシャンも多い”怪物”ケーブル、一体どこがどんな壊れ方をしたのか、コレは知っておきたいなと思ったので、ちょっとハヤシさんに相談してみた。
もう一本同じものを買うのはさすがにまた壊れるのも怖かったし、決して安いモンでもない。
“んっなのめんどくせぇ”と断られたらソレは仕方ないとは思いつつ。
しかしハヤシさんも同様、”俺も原因を知っておきたいかな”と言って下さったので2人で2本共検証することになった。
ベースの錆びて回らなくなったネジも交換して頂きたかったので楽器も持参でハヤシさんの元へと向かった。
作業台の上、さぁさてさて検証してみますかねで、まずは古い方のケーブルのジャックを開けてみる。
2人してアングリ、、、。
正直コレがケーブルメーカーのお仕事ですか?と言いたくなるくらいにL側の絶縁、ハンダが雑過ぎる。
しかも構造的に無理もある。
ホットとボディ、近すぎ。
そりゃあトラブるよ。
でも販売店サイトには、”更に屈強になったジャック云々、、、”と書かれてあった。(現在は消えてる)
因みに全く怒ってる訳じゃないし、悪口を言いたい訳じゃない。
ただその書き方はユーザに対して優しくはないし、正しくもない。
物凄い企業努力によって出来るだけコストを抑え、少しでも安く提供してくれてるのかも知れないが、手作業で行った一番重要な部分がコレだとかえってメーカーさんの名前に傷がつくんじゃないかなと思う。
とりあえずL側は信用ならんという事で2本共、ケーブルの怪しい部分を少し切って新しいジャックに交換して頂いた。
コレでハヤシさん、お忙しい中すみませんでした、ありがとうございました、ライヴ終わったらまたゆっくりと、で終わるはずだった。
ハヤシさん、別のケーブルで今度はベースをチェック。
すると僅かにガリガリとノイズが、、、。
ありゃ?こちらもジャックか?
検証してみる。
いや、違う。
でも一応メンテナンス。
ピックガードを外してジャックにケーブルを挿したら鳴らない。
ボディにつけるとノイズ。
まじか?
もうここから先はぼくにはわからん世界やわ、、、。
ピックガードとボディのネジ下を絶縁。
塗装がイタズラをしてる可能性を潰す。
4月に既に完全に検証済みの接点、再度徹底的に検証。
でもまだやっぱりほんの少しノイズが鳴る。
ついにはハヤシさん、ベースをあちこち叩き出す。
するとトーンポッドあたりからノイズが。
“周平、コレ、変えるけど大丈夫か?”
“もちろんお願いします”
トーンポッドを交換。
やっとノイズが消えた。
つまりは複合的な原因によるノイズだったんだが、ぼくにはもはやノイズが消えたことより、その徹底的に検証して下さるハヤシさんの気持ちに、姿に、胸が熱くなり、心ん中で
“ハヤシさん、もう良いから、もう良いですから”
と叫んでた。
だからこそ思うの。
このケーブルを造った方がこのハヤシさんのこの姿をみたらどう思うのだろうか?
そして何かを感じるんだろうか?と。
別れ際に不器用な表情を浮かべ
“周平、家で試してもしまだライヴまでに不安があるならまたすぐ持って来い”と。
ちょっとだけ上を向いて歩くしかなかった。
バックヤードには、ハヤシさん指名で修理があがるのを待つ楽器達で溢れかえってる。
また一段と愛おしいベースと愛おしいケーブルへと産まれ変わった。
でも決してベースやケーブルが愛おしいんじゃない。
そういうことじゃない。
ハヤシさんが居て下さるからこそステージに上がれてる自分がいる。
ありがとう、ハヤシさん。
良いワンマンにするね。
2025-05-15
20250506
5月6日、下北沢MUSIC DAYS も無事終了。
ライヴサーキット方式、下北沢にてcco、440、251で行われるミュージックフェス。
my funny hitchhikerとしては初めての出演。
出演者も何かしらで知り合ったミュージシャンが多くて和やかなイベントだった。
30分、サウンドチェックほぼ無し一本勝負。
近藤くんのギターをいろいろセッティング中、wash?の大ちゃんがステージすぐ近くに来てくれて大ちゃんとアイコンタクトとサインしながら音創り。
やっぱりたくさん一緒にライヴやツアーを共にやってくれた友達が的確なアドバイスをくれるって、ほんと心強いし有難い。
しかもステージ上のサウンドだけじゃない。
PAさんにも全体像、ちょっとしたエフェクトに至るまで。
ほんとありがとうよ大ちゃん。
そんなバッチリのサウンドに乗せて30分、一気に駆け抜けた。
※my funny hitchhikerのライヴ音源(下北沢CLUB251)
期間限定)(2025/5/13)
□下北沢CLUB251(2025/5/6) → こちら
さて、5月18日は下北沢デイジーバーにてマイファニ、ワンマン!
時間はお昼の12時から。
普段夜だからちょっと行けないんだよねって思ってくれてる方や、夜、観たいライヴがある方でも昼間なら被らないし。
ぜひぜひよろしくお願いします。
お待ちしています。

2025-05-01
20250428
4月28日、東京三軒茶屋ヘブンズドアにて、断絶交流、キヨステさんとの3マンも無事終了。
断絶交流のホットな伝えんとするエネルギーが素晴らしかったなぁ〜
キヨステはちょっと前にヘブンズで一緒にやらせていただいた時は確かドラムが男性の方だったかと。
この日はゆうかちゃんという女性ドラマーで、ほんとプレイも素晴らしく、可愛らしい方で。
さてmy funny hitchhiker。
初期の曲と新曲を織り交ぜつつ、スリリングな展開、、、だったのだが、最後のMUSICで近藤くんの音が出ない、、、、。
この場をどのように持っていくか?そしてどうなったのか?
是非音源をチェックしてみて下さい。
※(期間限定)(2025/4/30)
□三軒茶屋Heaven’s Door(2025/4/28) → こちら
ライヴ後、初めましての方からいろいろサウンドのことやプレイのことについて声かけてもらって、、、うまくコミュニケーション出来てたかわからんので失礼があればすみません。
でも嬉しかった。
この音源は記録。
全てではない。
是非5月18日、東京下北沢デイジーバーに来て頂けたら幸いです。
ありがとう。

2025-04-21
tcc+mfh=beautiful time
4月12日、東京下北沢CLUB251、翌13日は名古屋今池バレンタインドライブにて、my funny hitchhikerとTHE COFFEE & CIGARETTESとの2マンツアー、無事終了。
251の入り、コーヒーのみんな、初めてのハコやし早く行かなって思ったのだが、何故かひとつ手間の駅で降車、、、。全く、今日はどうかしてるなぁ…。すみません。
久しぶりに荒野の七人、再会。
東京下北沢251に和歌山弁がナチュラルに響く。
ま、なかなかないよね、つか、無いよ。
ヒロ&ユウキコンビ、今回も快調にイチャついてるなぁ。
コーヒーのサウンドチェック、修理からあがってきた上ちゃんのギター、抜ける抜ける。気持ち良い。
ジュンくんも快調そう。
ツリオのベースも変わらず素晴らしい。
何も急いで来る必要性無かったなー。
もうひとりのじゅんちゃんもスタッフで来てくれて場はバッチリ過ぎ。
そこになんとハヤシさんも顔出してくれた。
そう、上ちゃんのギター、ジュンくんのギターを修理してくれたのはハヤシさんだったのです。
「良い音出してるな、良いバンドだな」
ハヤシさん、さすが。ぼくも嬉しい。
セッションのサウンドチェックもバッチリ。
マイファニのサウンドチェック。
PAのせんちゃんのおかげでバッチリ。
ヒロちゃん、久しぶりにユウキに会ったせいか、テンポが面白い。
興奮してたのか?
本番までの楽屋もめちゃくちゃ和やか。
ダブルジュンくんも打ち解けてきた。
ヒロちゃん&ユウキも笑う笑う。
笑い過ぎて喉が枯れそうやった。
いざ本番。
my funny hitchhiker、新曲「星のかけら」を初披露。
やっぱり新曲は緊張感あるよね。
前半新曲中心、後半は一気に畳み掛ける。
あっという間の50分。
さて、THE COFFEE & CIGARETTES。
古めの曲も織り交ぜたセットリスト。
サウンドもバッチリ。
照明も美しい。
お客さんも凄く楽しそうだった。
さてさてお楽しみのセッションタイム。
ステージ上は7分の5人が和歌山勢。
意味不明だが圧勝。
今回は上ちゃんの隣でギターを弾く。
ルースターズのナンバーにプラス、マイファニの「コーヒー&シガレッツ」を。
THE COFFEE & CIGARETTESが演奏する”コーヒー&シガレッツ”にマイファニがゲストに加わる…あかん、書いててアタマバグりそうになる。
フロアが一気に着火したのが嬉しかった。
駆けつけてくれた黒水さんにアドバイスももらえたし、みつる、はちこも来てくれて楽しい夜だった。
翌日早起きして名古屋へと移動。
13時30分、ピッタリに会場着。雨。
この日はマイファニがトリなんで先にサウンドチェックを。
久しぶりのバレンタインドライブ。
響きが独特のフロア。
近藤くんのギターサウンド造りにちょっと苦労したけど、ま、なんとかできた。
セッションのサウンドチェック。
ルースターズのカバーも昨日とは違うナンバーで。
あかん、楽器変わるとアタマがバグる…。
が、バッチリ、良い感じ。
THE COFFEE & CIGARETTESのサウンドチェックん時、転換のことも考えて、ツリオにぼくのエフェクターを使ってもらった。
プレイが素晴らしい上にサウンドもコーヒーに合ってて良かった。
いざ本番。
THE COFFEE & CIGARETTES、もはやぼくの為の、いや、ぼくを泣かせる為だけのセットリストか?と思うくらい。
途中、上ちゃんが演奏を止めてくれ無かったら膝から崩れ落ちてたかも。
さて、my funny hitchhiker。
コーヒー&シガレッツからスタート。
新曲中心、中盤しっかり間をとって一気にスパーク。
最後の”MUSIC”、ちょっとだけアレンジを変えてたの、気がついた方は低音マニア認定です。
セッションタイム、メンバーもお客さんも熱量同じ。汗だく。
ヒロちゃんユウキコンビドラムソロも絶好調。
上ちゃんとのギターバトル。
いやいやまいりました。
ジュンくんが、もう一度”コーヒー&シガレッツ”をやりたいと。
ヒロちゃんユウキが叩き、ツリオベース、上ちゃんギター、唄、近藤智洋&JUN。
ぼくちゃん、もはややることなし。
あー、ギター置いてゆっくり客席で観てたかったなぁ。
2日間、美しい時間をありがとう。
みなさん48時間くらいあればちょこっとくらい嫌なことってあるでしょ?
全く無かったよ。
早起き以外はね。(笑)


※my funny hitchhikerのライヴ音源(下北沢CLUB251&名古屋valentine drive)を
THE COFFEE&CIGARETTESと一緒にやった「コーヒー&シガレッツ」と共にアップしました。
(期間限定)(2025/4/20)
□下北沢CLUB251(2025/4/12) → こちら
□THE COFFEE&CIGARETTES & my funny hitchhiker
「コーヒー&シガレッツ」@下北沢CLUB251(2025/4/12) → こちら
□名古屋バレンタインドライヴ(2025/4/13) → こちら
□my funny hitchhiker & THE COFFEE&CIGARETTES
「コーヒー&シガレッツ」@名古屋バレンタインドライヴ(2025/4/13) → こちら
new song “星のかけら“
宇宙の片隅、滅びた町に生き残った老人
愛した家族も、友だちも誰もいない
ペテン師を信じ、騙され裏切られ
騙した奴は逃げ切った
茫然自失、時すでに遅し
季節もない、風も吹かない
この星に取り残され
灼熱の太陽、肌を焼き切るのさ
水もない村は殺気だって、蜃気楼の泉、奪い合う
近づいてくる奴ら、誰も信じられない
強欲な支配者、憎しみ植え付け
育った花は血の色をしてる
吐き気が止まらない、誰か息を止めてくれ
季節もない、風も吹かない
この星に取り残され
灼熱の太陽、肌を焼き切るのさ
後悔ってやつは、いつだってふいに
この手をつかんで離さない
振り切ろうとすればするほど締め付ける
季節もない、風も吹かない
この星に取り残され
灼熱の太陽、肌を焼き切るのさ
オレ達は星のかけら
この一瞬に交わった奇跡さ
明日はチリになって消えてしまうのだろう
だからここで、すべて終わらせるのさ
くだらないこと、すべて終わらせるのさ
そしてきみの、きみの名を呼ぶのさ
きっと、きっと見つけ出してあげるよ
だから、真っ暗闇でも怖がらないで
そしてきみに、きみに会いに行くんだ
2025-04-10
tcc+mfh=happy only
明後日、4月12日土曜日は東京下北沢CLUB251にて、THE COFFEE & CIGARETTESとの2マン、翌13日は名古屋バレンタインドライブと2デイズ。
ほんと、THE COFFEE & CIGARETTESと、しかも東京で、しかも2マンでって久しぶりでもあるし、なかなか無い機会。
去年の12月、東京新宿レッドクロスにてのワンマンライヴも素晴らしいライヴだったし、何よりこのカップリングにしかない空気、雰囲気が楽しみ。
ヒロちゃんユウキちゃんペアも楽しみやね。
皆さんも土曜日は251へ、ぜひぜひ!

2025-03-23
my funny hitchhiker 祝7歳!
おおっと…原稿を書いた後、うっかりウトウトしてしまってた、、、。
3月22日はマイファニの誕生日。
おかげさまて7歳になりました!
いつも思うんだよ。
活動出来なかった時間、状況があるから、えーそんなに経ったっけ?と。
そして、バンドとして凄く成長した気もするが、何にも変わってないような錯覚にも陥る感覚も。
でも確実に変わってるんだよ。
皆さんも含めてね。
常に、常に。
今、こんな気持ちになれているのも近藤智洋と宮下裕報のおかげだ。
8年目に突入するmy funny hitchhikerをこれからもどうかよろしくお願いします!
my funny hitchhiker 恩賀周平